人は、動くとき、動きのバランスに自動的に変化し、適応するもの。
静止したまま固まって、そのまま動いているわけじゃない。
実際にやってみたら、わかるはず。
そんなぎこちない動き、あなたは望みますか???
でも、自分から傾けたり、倒したり、もしていないはず。
こういう変化は、自分の主観では「ゼロ」でちょうどいい。
言うならば、変化せず固まっていたほうが、主観では逆に「変化」している。
体重が後方に行くはずだから。
体は、より心地良い、負担ゼロな状態を望むのでしょう。
もう少し、体を信じてあげてもいいぐらい。
「固めなければ、姿勢が悪くなる」
たしかに一理あります。重力を受けることから逃げたら、そうなるでしょう。
でも、普通は、そういうほうが、変わっている。
自然でリラックスすれば、心地よく落ちるもの。
それだけでいいような気がします。

ある陸上短距離選手から質問を受けました。
「スタートで身体の前傾が思うようにいかず、加速につながらない」
「良い腹筋運動、あれば教えてください」
私は、こう答えました。
「身体の前傾は、筋力だけでまかなうものなんですか???」
その後、自分の考えを述べました。
「バーべル運動では、バーベルの重心線に身体が入っていくもの」
「だから、腹筋背筋でバランスをとっているのではありません。適応で整っているのです」
「前傾なら前傾というバランスがあって、体は本来、そこに入っていくものでは???
彼の表情が緩んでいくのがわかりました。
数週間後、かつてなかった好成績とタイム、納得いく走りができた、とお礼の言葉。

このようなケースもございました。


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